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Datrium DVXシステム

導入事例 - シャープ【後編】

変化を恐れない。チャレンジを続けるシャープが選んだのは
限界を持たない次世代コンバージドストレージ「Datrium DVX」【後編】 

バッチ処理速度1.5倍、データ移行時間数分という驚きのパフォーマンス

シャープ 持原 伸哉 氏
シャープ株式会社
IoT事業本部
クラウドソリューション事業部
インフラサービス部 主任
持原 伸哉 氏

堺事業所のSAP基盤は日本と東アジア、中国の3つの領域をカバーしている。北米やヨーロッパなどのシステムとも連携し24時間動き続けるビジネスの基盤に、なぜDatrium DVXが選ばれたのだろうか?


インフラサービス部の持原 伸哉氏は「Datriumはアーキテクチャ―がシンプルな上に将来的な増強もしやすいと感じました」と語る。DatriumDVXはストレージセントリック処理をサーバ側に移管させることで、ストレージコントローラネックの問題を回避させ、高速性とスケーラビリティを実現することをコンセプトとしている。ストレージコントローラ処理をサーバ側に移管させることでサーバ内蔵のSSDを有効利用できるのもポイントだ。




Datrium

「確かに市場においてもまだ新しい製品ですが、私達自身も新たな技術を習得しなければならないと感じていました。構成するサーバ製品にメーカーやモデルの縛りがないという柔軟性もコストダウンにつながります。しかし何より、パフォーマンスが高かったことが決定的でした」(持原氏)。2019年5月のシステム移行に備えて検証を進める中で、「あくまでテスト環境での数字にはなりますが…」と前置きしDatriumの性能について話すのは同部の藤田 孝氏だ。「現行システムと比べると、バッチ処理の速度が1.5倍ほどになっているんです。チューンナップしたハイエンドモデルと比較して、まさかここまでの結果が出るとは驚きでした」。





シャープ 藤田 孝 氏
シャープ株式会社
IoT事業本部
クラウドソリューション事業部
インフラサービス部 主任
藤田 孝 氏

SAPシステムランドスケープ(業務を効率的かつ安定的に運用するため「テスト」「開発」「移行検証」「本番」といった複数の SAP システムから構成されるライフサイクル)においては何度もデータを移行し検証を行う必要がある。従来の基盤では大量のデータをOSーOS間で移送する必要があり、検証を実施するための事前準備に数日かかっていたという。


「Datriumはコマンドを打つと数分で、まさに瞬時に終わってしまうんです。かなりの頻度でデータコピーが発生する環境で工程や時間をここまで短縮できると、開発メンバーの負荷が大幅に軽減できます。運用や開発のオペレーションが変わってリソースを有効活用できるので、結果的に先々のサービス拡充につなげられると思っています」(藤田氏)。


新たな成長から生まれるオリジナリティ

画期的ともいえるDatriumのコンセプトだが、新しさゆえに国内のナレッジもまだ少ない。


しかしそれが決して弱点にならないのは、製品の性能や柔軟性だけでなく、Datriumを選んだユーザーの前向きな姿勢があるからかもしれない。「色々なところからアドバイスをもらって進めていますが、知識だけでなく設備も経験もまだまだです。万が一トラブルが起こっても今はノックスのサポートに頼るしかありません。提案段階からとにかくレスポンスが早いので信頼していますが、いずれは自分達で解決できるようになりたいですね」(伊藤氏)。


Datrium

これから段階的に中国や東アジアのシステムを移行し、将来的にはBCP(事業継続計画)も含め自社で構築・運用していく予定だという。インフラサービス部の挑戦は、まだ始まったばかりだ。


取材協力
■会社名 シャープ株式会社
■所在地 〒590-8522 大阪府堺市匠町1番地
■URL https://jp.sharp/

※掲載の内容は、2019 年4月の取材内容を基にしています。

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