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Tintri VMstoreシリーズ

導入事例 - インフォコム【前編】

Tintri VMstoreシリーズでクラウドサービスにおける付加価値を増大【前編】

インフォコム

導入の課題

  • スピードと信頼性、コストパフォーマンスの高いクラウドサービスで他社との差別化を図りたい
  • ストレージの設計や運用の負担を軽減したい
  • 短期間でサービスを提供して顧客のビジネスに貢献したい

インフォコム株式会社は、自社保有のデータセンターを運営し、企業向けにサービスを展開している企業だ。2009年には仮想化ホスティングサービスを開始し、企業向けに安定したクラウドサービスをいち早く提供してきた。
企業におけるクラウド利用の浸透と利用者の拡大に合わせ、2012年には既存のクラウドサービスの基盤を拡張。新しいクラウド基盤サービス「info-cloud platform service」を提供することになった。


そこにストレージとして採用したのがノックスの扱う「Tintri VMstoreシリーズ」だ。なぜインフォコムが2012年の基盤拡張に際して「Tintri VMstoreシリーズ」を採択したのかを検証してみよう。


当初は、「Tintri VMstoreシリーズ」とは異なるストレージを採用する計画が進んでいた。
従来の基盤で使われていたのはFC(ファイバーチャネル)ストレージで、新しい基盤でも同様のストレージを構築するプランにほぼ確定していたという。だが、FCストレージには設計や運用管理の煩雑さが伴う。インフォコム株式会社 ITサービス事業統轄本部 サービス基盤技術室 構築チーム 上級主任 大浦 剛氏は当時を振り返って次のように語った。


インフォコム株式会社 大浦 剛 氏
インフォコム株式会社
ITサービス事業統轄本部
サービス基盤技術室
構築チーム 上級主任
大浦 剛 氏

「私自身はもうFCストレージは避けて、設計や運用が容易なNAS型ストレージに変えたいと考えていましたが、ベンダーからの提案はFCストレージばかり。NAS型でスピードを求めるとコストの高すぎる製品しか選択肢になかったので、諦めていました。ところが、ヴイエムウェア社主催のイベントでノックスのブースに立ち寄り、Tintri VMstoreシリーズを知りました。これはNAS型でありながら、スピードとコストパフォーマンスの高さを両立していたのです。Tintri VMstoreシリーズは新基盤に最適だと思いました」


一般的なクラウドサービスは、「コスト削減への貢献」と「すぐに使える手軽さ」の2点をウリにしたものがほとんどである。それだけに、これからを見据えた今回の基盤拡張に際しては、他社による同様のサービスに対するさらなる優位性が必要とされていた。




これからのクラウドサービスに求められるのはスピードと安定性

前述の大浦氏はイベントから社に戻ると、基盤拡張のプランを練り直してコストパフォーマンスの高い高速NAS型ストレージ「Tintri VMstoreシリーズ」を基盤拡張に際して導入するよう提案。既に他のプランで決まりかかっていた案件だったにも関わらず多くの賛同が得られ、急遽、「Tintri VMstoreシリーズ」の採用が決まった。


インフォコム株式会社がプランを練り直した決め手について、インフォコム株式会社 サービスビジネス事業本部 サービス事業推進 担当部長 吉川 実氏は「他社との差別化」を念頭に置いていたためだと語る。


インフォコム株式会社 吉川 実 氏
インフォコム株式会社
サービスビジネス事業本部
サービス事業推進
担当部長
吉川 実 氏

「クラウドサービスを始めた2009年は、企業のクラウド利用が本格化する前でした。新しい基盤は、クラウドが当たり前になった時代を見据えて計画しなくてはいけません。今後はコスト削減と手軽さだけでなく、より高い品質、つまりさらなるスピードと安定性が求められていくはず。これまでのクラウドサービスも決して遅いものではありませんが、さらにスピードが速く、安定していて、しかもコストパフォーマンスが高いクラウドサービスを提供していきたいという考えから、ストレージにTintri VMstoreシリーズを選択しました」


「Tintri VMstoreシリーズ」は仮想化環境での利用を前提に開発された、SSDとHDDを併用した高速ストレージ。インフォコム株式会社は安定性を重視して企業向けに実績を有するVMwareでクラウド基盤を構築していたので、VMwareに特化している点も「Tintri VMstoreシリーズ」採用の大きなポイントとなった。


後編では、「Tintri VMstoreシリーズ」を導入することで得られた恩恵、稼働後のメンテナンスについて現場の反応はどんなものだったか、またこのシステム拡張がインフォコム株式会社のサービスを利用する顧客にどんなメリットをもたらしたかを探る。


> 後編に続く

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