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製品情報

Tintri VMstoreシリーズ

導入事例 - TIS【後編】

SSDとHDDのハイブリッド構成により低コストと高パフォーマンスを実現
Tintri VMstoreシリーズ導入が叶えた高速・高機能クラウドサービス【後編】

前編では、「Tintri VMstoreシリーズ」導入におけるパフォーマンスとコスト効率の高さを紹介した。後編では新たに、運用保守の面での「Tintri VMstoreシリーズ」の特長を述べる。


運用面における負担軽減は、ランニングコスト削減に貢献

運用保守の負担軽減は、スタッフの作業量が減るという単純な話ではない。クラウドに掛かるコストの半分は、運用保守のランニングコストが占めていると言われる。通常はサーバやストレージなどの管理対象が増えれば作業負担は増え、ランニングコストもリニアに増えていくからだ。


「スタッフにとっては、日々の運用に関する機能も気になるところです。管理画面を操作してみて、これはクラウドの運用が楽になるという機能がいくつも含まれていました。まず、トラブル対応では原因の特定が容易です。従来のストレージでは全体の負荷はかろうじて把握できるものの、原因追求は容易ではありませんでした。ところがTintri VMstoreシリーズは、VM単位でボトルネックが分かるので、どのVMが原因かをすぐに把握できます。また、新規導入や増設のための設定がシンプルで、従来なら1〜2週間掛かる作業も、1日で済んでしまいます。
それからVMのクローニングも管理画面から簡単にできるため、すぐにテスト環境を作れます。このようにクラウドサービス向きの様々な機能を持っていました」(木町氏)


システム運用保守のランニングコストが上がっていくということはつまり、その増えたコストを補うため、顧客の利用料金の増加に直結するということでもある。しかし、「Tintri VMstoreシリーズ」のように、管理しやすいシステムなら状況は変わる。


「Tintri VMstoreシリーズの採用は、お客様にも当社にもメリットがあります。まずランニングコストを抑えられることで、お客様に安価でサービスを提供できます。そして提供までの期間も短縮されます。当社としても管理対象が増えたからと言って人員を増やさずに済むばかりか、むしろ作業が軽減される分、新サービスの企画・設計に時間を割くことができます」(市田氏)


ランニングコストを削減して生まれた余力が新規サービス開発を可能に


様々な検証を行った上で、2013年3月に「Tintri VMstoreシリーズ」を1台導入し、一部の顧客企業に対し先行して運用を始めた。その実績から手応えを感じたTIS株式会社は、さらに数台増強し、2013年9月から正式なサービスとして提供することを決めた。サービス開始前から引き合いもあり、既にハイスペックストレージの契約を済ませたユーザー企業もあると言う。


また、顧客企業に訪問した際には「基幹システムを稼働させるには○○IOPSのパフォーマンスが必要なのだが」「ERPパッケージを稼働させても、問題ないか」などの質問も受けることが多いが、市田氏はTintri VMstoreシリーズは、エンタープライズのお客様が求めていた、基幹システムやデータベースサーバの稼働を十分に支えられる高いパフォーマンスを発揮してくれました。一方で導入コストの低さ、構築や運用に関する負荷軽減、ランニングコストの抑制などの利点は、私たちSIerにとって非常に魅力的です。導入前の検証や先行運用を経て、Tintri VMstoreシリーズの特長を理解できましたから、お客様のニーズを考慮した上でハイスペックストレージをお薦めできます」と自信を覗かせた。

企業プロフィール
■会社名 TIS株式会社
■所在地 〒160-0023 東京都新宿区西新宿8丁目17番 住友不動産新宿グランドタワー
■事業内容 1971年設立のSIer。2011年、TIS株式会社、ソラン株式会社、株式会社ユーフィットの3社が合併して、現在のTIS株式会社となる。エンタープライズ向けに業務アプリ開発、システム構築、運用からITコンサルティング、アウトソーシングまで幅広く手掛け、企業のICTシステムを支えるビジネスパートナーとして各種サービスを提供している。
■従業員数 6,337名(2013年4月1日現在)
■URL http://www.tis.co.jp/

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