
未来を⾒据えるNTTデータグループの選択
VAST Data が導く次世代IT基盤
株式会社NTTデータグループ 様
国内最⼤規模のプライベートクラウドにおける次世代戦略を担うVAST Data
ショーケース化を図るNTTデータグループの社内IT
世界50か国以上でシステムインテグレーションやコンサルティング、データセンター事業などを提供する日本最大級のITサービス企業である株式会社NTTデータグループが、グループ全体の社内システム向けプライベートクラウドのストレージ基盤にVAST Dataを採用した。本基盤における検討から事前検証・導入・運用に至るまで全てを担う同社のITマネジメント室 システム開発担当の川戸氏と福原氏に、NTTデータグループの社内システムに対する取り組みやVAST Dataの採用に至ったポイントについて尋ねた。

VAST Dataを採用したのは、社内システム共通基盤と呼ばれる仮想マシン台数にして数1,000台、100以上のシステムが稼働する大規模なプライベートクラウドである。この中でVAST Dataは、グループ全体のセキュリティ対策の1つとして導入したSIEM(Security Information and Event Management)製品の分析に必要なデータおよび基幹系システムの法令対応を目的とした長期保管データの格納先として活用されている。川戸氏と福原氏が所属するITマネジメント室では「ショーケース化」を1つのミッションとしている。この「ショーケース化」とは、社内システムで新しい製品を採用し、ユースケースを構築したうえで、得られたノウハウを事業部門やグループ会社へフィードバックする取り組みのことだ。このような背景のもと、次期ストレージ基盤は将来的なデータ活用やAIサービスの推進も実現しやすい、新たなストレージ基盤としての「ショーケース化」を目指したソリューションを探した。

他に類を⾒ないデータ削減効果
VAST Dataに格納されるデータの大部分はテキストデータがメインだと川戸氏は語る。従来データを保管してきたストレージでは、増大するデータに対して、データ削減機能が実装されておらず、肥大化していくデータの取り扱いが今後困難になっていくことは明らかだったという。そうした状況の中でVASTDataの存在を知り、データ削減に優れたストレージという触れ込みに期待を寄せ、実機での検証を実施した。実データを格納したところ、VAST Dataがもつ類似性データ削減技術により、テキストデータでは約10倍近いデータ削減効果を得ることができたという。この他にもバイナリーデータにおいても約2倍というデータ削減効果を得ることができた。

他社のストレージソリューションも比較・検討したが、従来のストレージ基盤と比較しても書き込み性能が2倍以上に向上していることもあり、VAST Dataの採用に至ったというわけだ。
また、VAST Dataの可用性についても高い評価をしている。99.9999%の可用性を謳うだけあり、全てのコンポーネントが冗長化されている。故障を想定した検証も実施したが、特に大きな問題はなかったという。セキュリティ基盤の一部である以上、データロストを引き起こすわけにはいかないが、VAST Dataであれば安心して運用できると川戸氏は太鼓判を押した。
シンプルな構成による運⽤負荷低減と⻑期サポート
川戸氏はVAST Dataが提唱するDASEアーキテクチャーについても触れた。VAST Dataは性能を司るコンピュートボックスと容量を司るデータボックスが物理的に分離した構成を取っている。これをDASEアーキテクチャーと呼んでいる。このアーキテクチャーのメリットは「柔軟な拡張性」だという。性能が必要な場合はコンピュートボックスを拡張し、容量が必要な場合はデータボックスを拡張できるため適材適所の投資が可能となる。さらに、GUIによる直感的な操作が可能なため、難しい知識を一切必要とせず、従来のNASと同じ感覚で高性能ストレージを利用できる点も評価された。

当然、拡張やバージョンアップにおいてもサービス停止を伴わず、全てをオンラインで実現可能である点も採用の必須要件だった。
また、もう1つの決め手は長期保守が可能な点であるという。
基幹系システムでは、法令対応を目的として長期保管が求められており、これらのデータは最大10年間の長期保管が義務付けられていると福原氏は説明する。この要件に対して各製品を調査した結果、VAST Dataに辿り着いた。10年間一括で保守を提供できるのがVAST Dataであった。法令により削除できないデータに対して、約5年毎にストレージをリプレイスすることは、データ移行や並行稼働期間の確保などを考慮すると業務負荷だけでなく、コスト面での課題も非常に大きいという。
シンプルな構成で柔軟な拡張性を備え、かつ長期的な保守サポートを提供できるVAST Dataは非常に貴重な存在であると評価をいただいた。
NTTデータグループが考える次の「ショーケース化」

川戸氏と福原氏はVAST Dataの採用はデータ活用やAIサービスの推進に向けた大きな一歩と評価をしているが、VAST Dataを用いた新たな「ショーケース化」の戦略を語ってくれた。それはブロック領域での活用である。
VAST Dataは新しくブロック機能をサポートしたことで、仮想環境での活用に期待できるという。仮想マシンはOSイメージの複製で作成していくことから、多くのデータに類似性が見込まれ、VAST Dataの類似性データ削減により、非常に高い容量効率を発揮できるはずだ。
同社は現在、このブロック機能の検証を進めている。この新たな「ショーケース化」が今後どのようにプライベートクラウドに組み込まれていくか注目である。
こうした新たなサービスの戦略を次々に打ち出せるのは、手厚い支援があったからこそ、と当社のサポートにも高い評価をいただいた。ノックスが実機を保持していたことで、無駄のないサイジングや実データを用いた検証もスムーズに行えたと福原氏は振り返る。さらにノックスには、今後もサポート力を向上させ、ナレッジを蓄積して迅速なサポートを提供して欲しいとのリクエストをいただいた。また、VAST Data社に対しては、ストレージネイティブなAI連携や新機能のリリースにも期待しているようだ。
VAST Dataの革新的な技術が更なる進化を遂げることで、組織のデータ活用は一層加速するだろう。日本のITをけん引するNTTデータグループがVAST Dataを活用することで生まれる新たな価値創造に、今後も注目していきたい。
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企業名株式会社NTTデータグループ
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