
Rubrik FORWARD TOKYO 2026 会場レポート AI時代を勝ち抜く真のサイバーレジリエンス — データ、アイデンティティ、AI保護の最前線
2026年9月3日(木)
虎ノ門ヒルズフォーラム 5F
主催:Rubrik Japan株式会社
ご挨拶
いつもノックスをご愛顧いただき誠にありがとうございます。
日本法人創立10周年を迎え、世界でもラスベガス、ロンドン、東京の3都市限定で開催されたフラッグシップイベント「Rubrik FORWARD TOKYO 2026」に、ノックスのマーケティング・技術チームも参加してまいりました。
通算5回目となる今回は、共同創業者 兼 CEOのビプル・シンハ(Bipul Sinha)氏がFORWARD TOKYOのステージに初登壇。本レポートでは、基調講演で発表された「Rubrik AI」や「RAC」といった最先端技術のポイントと共に、ノックス視点での注目トピックスをまとめてお届けいたします!
イベント開催概要
AI変革期における企業の事業継続とサイバー攻撃への備え
開催目的・テーマ
AIの急速な普及に伴い、サイバー攻撃が巧妙化・高速化する中、従来の「侵入を防ぐ」対策から「迅速に復旧する(レジリエンス)」への転換が急務となっています。
・データ保護・アイデンティティ・AIレジリエンスの統合
・クラウド活用におけるイノベーションと統制の高度な両立
・経営課題としてのサイバーセキュリティとBCPの確立
会場の熱気と大盛況の熱量
虎ノ門ヒルズフォーラムに集結
会場となった虎ノ門ヒルズフォーラムには、多数のITリーダー、CISO、セキュリティエンジニアが詰めかけました。 単なる情報収集にとどまらず、自社のBCP・セキュリティ基盤をどう進化させるかという具体的課題を持った参加者の熱気で包まれました。 昨年と比べ入場者数も大幅に増えたように感じられ、Rubrikの注目度の高さが際立つイベントとなりました。

基調講演:ビプル・シンハ CEO
「Unbreakable: AI時代を支える強固な基盤」
基調講演に登壇した共同創業者 兼 CEOのビプル・シンハ氏は、AIの台頭によってサイバー攻撃の高速化・自動化が劇的に進む現代において、従来のセキュリティ対策がすでに限界を迎えているという衝撃的な事実を提示しました。
39秒の衝撃と、現場が抱える深刻な危機感
ビプルCEOは、「攻撃者がネットワークに侵入してからシステムを侵害するまでの時間は、わずか39秒にまで短縮されている」と指摘。これまでの「人間が気づいて手動で対処する」構造では、AI攻撃を防ぎ切ることは極めて困難です。
日本のビジネスリーダーの83%が「年内にAI攻撃が既存のセキュリティを凌駕する」と懸念し、90%が「万が一被災した際に目標時間内で復旧できるか自信がない」と回答している実態が明かされ、会場は強い緊張感に包まれました。
「AIにはAIで対抗する」エージェント型サイバーレジリエンス
こうした圧倒的な攻撃スピードに対し、ビプルCEOが打ち出したのが「AIにはAIで対抗する」という新たな自律的ディフェンス戦略です。
その中核となる「Rubrik AI」は、リスク先読み型のリカバリーエンジンとして機能し、被害発生時に最適なリカバリポイント(復旧点)を即座に特定します。さらに復旧プランやレポートの作成までを自動化することで、ダウンタイムを極限まで削減し、従来の手動対応では不可能な「迅速なデータ復旧」を実現します。
AIエージェントの暴走リスクを防ぐ新SaaS「RAC(Rubrik Agent Cloud)」
さらに本講演では、組織内で急速に活用が進む自律型AIエージェントの新たなリスクについても言及されました。AIエージェントが設定されたガードレール(制限)を越えて誤動作や暴走を起こし、致命的なデータ削除を引き起こすケース(実際に発生している事例)への対策として、新SaaSソリューション「RAC(Rubrik Agent Cloud)」および「Agent Identity」が発表されました。
RACは、組織内で動作する全エージェントをリアルタイムに可視化する「監視(Agent Monitoring)」、動作意図を把握してガードレールへフィードバックする「統制(Agent Governance)」、実行文脈に応じてアクセス権限を動的に制限する「制御(Agent Identity)」、そして意図しないデータ削除が発生した際に自動で元の状態に戻す「是正(Agent Remediation)」の4つのアプローチで、AI活用の安全性を担保します。
データ・ID・AIレジリエンスの統合
最後にビプルCEOは、単なるバックアップにとどまらず、「データ保護」「アイデンティティ(ID)レジリエンス」「AI保護」の3つを統合した包括的なセキュリティ基盤の構築こそが、企業が安心してAIを拡張・活用するための鍵であると力強く語り、講演を締めくくりました。

展示ブース・ネットワーキング
技術デモ体験と業界を超えたリーダー同士の意見交換
展示ブース
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当日は展示ブースに「Resilience」をキーワードに多数のブースが展示され、Rubrik社SEからの説明を熱心に耳を傾ける光景も
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セミナー終了後のネットワーキングは、会場スペースが満員となり、Rubrik利用ユーザーや、これから導入検討されてる方々との意見交換なども見られ、「レジリエンス=Rubrik」の価値を改めて感じられました。 最後はRubrik Japan代表執行役社長 高山氏の締めの挨拶により恒例(?)の締めの挨拶で幕を下ろしました。
Rubrik Security Cloud 製品概要・機能解説
オンプレミスからクラウド、Microsoft 365、IDまで
あらゆるデータ・システムを包括的に保護
Rubrik Security Cloudは、複雑化するIT環境全体にまたがるデータを一元管理し、ランサムウェア攻撃やシステム障害、自然災害といったあらゆるリスクから企業のデータ資産を守り抜き、迅速なビジネス復旧を実現します。

Rubrikが提供する 4つのコア・アプローチ
あらゆる脅威から事業を継続させるため、Rubrikは単なるバックアップを超えた4つのサイクルでデータを保護します。
・データを守る(イミュータブルなバックアップ)
書き換えや消去が不可能な「不変(イミュータブル)アーキテクチャー」を採用。万が一ネットワークや管理権限が侵された場合でも、バックアップデータそのものの改ざん・削除を防ぎます。
・脅威を検知(AIによる早期検知)
AIを活用してデータの異常な変更やランサムウェアの挙動をリアルタイムで検知。潜伏する脅威やマルウェアの感染拡大を早期に発見します。
・影響を調査(データの整合性と影響範囲の特定)
攻撃を受けた際、どのデータがいつ・どの程度改ざんされたのかの影響範囲を精密に調査。マルウェアの含まれていない「クリーンな復旧ポイント」を迅速に特定します。
・迅速に復旧(あらゆる環境をすばやく復旧)
大規模な障害やランサムウェア被害が発生した場合でも、数クリックで大規模環境を元の状態へ復旧。ダウンタイムを最小限に抑え、ビジネスの即座な再開をサポートします。
4つの対象保護領域
お客様のインフラ環境を網羅し、サイバーレジリエンス(適応力・復旧力)を高める4つのソリューション領域を提供します。
01. オンプレミス(On-Premises)
社内の重要データ・システムをしっかり保護
自社データセンターやオフィス内に存在する物理・仮想化基盤の全データを確実に保護します。
・主な対応環境・データ:
VMware / Hyper-V(仮想化基盤)、物理サーバ(Windows / Linuxなど)、ファイルサーバ / NAS、基幹システム / データベース
02. クラウド(Cloud)
パブリッククラウド上のワークロードとデータを保護
AWS、Azure、Google Cloudなどのマルチクラウド環境に点在するシステムやデータを一元的に管理・保護します。
主な対応環境・データ:
クラウドVM / コンテナ、クラウドデータベース / ストレージ、ファイル / オブジェクトストレージ、クラウドネイティブアプリケーション
03. Microsoft 365
Microsoft 365の大切なデータを安全にバックアップ
誤削除や内部不正、外部攻撃のリスクに晒されやすいSaaS環境のデータを長期保存し、柔軟に復旧できます。
主な対応環境・データ:
Exchange Online(メール)、SharePoint Online、OneDrive for Business、Microsoft Teams
04. ID(Identity)
認証基盤(ID)を守り、事業継続を支える
セキュリティの要であるID管理基盤のデータを保護し、ランサムウェアや攻撃者によるID侵害からの超高速な復旧を実現します。
主な対応環境・データ:
Active Directory、Microsoft Entra ID(旧 Azure AD)
Rubrik FORWARD TOKYO 2026 会場レポートを振り返って
今回のRubrik FORWARD TOKYO 2026に参加し、AI時代のセキュリティは「侵入を防ぐ」から「AIを活用していかに迅速に復旧(レジリエンス)するか」へ完全にシフトしていることを改めて痛感いたしました。
特に新発表の「RAC(Rubrik Agent Cloud)」は、今後企業でAIエージェント活用が進む中で間違いなく直面する「AIの暴走・誤操作リスク」に対する非常に現実的で先進的なソリューションです。
ノックスでは、すでにRubrikをご導入いただいているお客様はもちろん、これからのデータ保護・AI活用を目指す皆様へ、今回発表された最新アップデートやナレッジを活かした最適なご提案を強化してまいります。気になる機能やご質問がございましたら、ぜひお気軽にノックス担当営業までお声がけください!










