近年、あらゆる業種においてデジタルトランスフォーメーションが進められています。データは日々増え続け、ビジネスに新たな価値を提供する軸となる「データ中心」の時代が到来しています。
テレワークなどの多様な働き方に対応するため、新たなサービスをより早く開発するため、より安定したサービスを提供するため、データストレージにはこれまでにない多くの要件が求められるようになってきました。性能や機能だけでなく、より効率的な仕組みも重要視され始めています。
そこでDell Technologiesは新たな要件に応えるべく、新世代のストレージとして「PowerStore」をリリースしました。
新しいPowerStoreファミリーは、従来のワークロードに加え、最新のワークロードにも対応します。データモビリティを実現し、インテリジェントな適応性を持ち、その時々の環境の変化にも順応できるインフラストラクチャーです。
● データ中心型(Data Centric)
PowerStoreは次世代のデータ中心型アーキテクチャーを実現したミッドレンジストレージです。
多種多様なワークロードは、様々なプロトコルを使用して、基盤となるストレージ「PowerStore」に接続されます。PowerStoreのアーキテクチャーには最新のテクノロジーが採用されており、物理環境、仮想環境からコンテナ、また従来のファイルに至るまで、柔軟にストレージサービスを提供します。また、エンドツーエンドのNVMeをサポートし、最適化されたパフォーマンスでこれまでにない高速性と低遅延を実現します。
● インテリジェント(Intelligent)
運用管理者の育成や確保が難しくなっているなか、ストレージ管理者、基盤システム管理者への負担は増え続け、人材不足は運用における大きなハードルとなっています。PowerStoreは先進的な技術を取り入れながら管理の自動化、シンプルな操作、洗練されたGUIを提供することで、より少ないリソースでの運用を可能にします。
● 順応性(Adaptable)
PowerStoreは様々な機能(IO処理、データサービス、監視、管理など)をコンテナで構成する「PowerStoreOS」と呼ばれる最新のソフトウェアアーキテクチャーを採用しています。コンテナのモジュール性により、新機能の開発期間を短縮し、早期リリースを実現することができます。
デプロイモデルはコンテナアーキテクチャーをベースにしたユニファイド型の「Tモデル」、VMware ESXiをベースにしたVM型の「Xモデル」の2つから選択することができます。Tモデルはスケールアップ/スケールアウトという特長があり、ミッドレンジにおけるスケーラビリティという新たなニーズに対応します。Xモデルは、HCIとは異なるアプローチでサーバ、ストレージ、ネットワークを統合できます。
また、コントローラのアップグレードや、次世代モデルへのアップグレートが必要な場合には、システムの中断もデータ移行も不要でアップグレードできる「Anytime Upgradeプログラム」が用意されています。
※こちらのプログラムの詳細ついては担当営業までお問い合わせください。
PowerStore 1000 |
PowerStore 3000 |
PowerStore 5000 |
PowerStore 7000 |
PowerStore 9000 |
|
CPU (アプライアンス) |
32コア/ 1.8GHz |
48コア/ 2.1GHz |
64コア/ 2.1GHz |
80コア/ 2.4GHz |
112コア/ 2.1GHz |
メモリ (アプライアンス) |
348GB | 768GB | 1152GB | 1536GB | 2560GB |
容量 (クラスタ) |
11.52TB〜3.59PB Raw 28.57TB〜1.36PB Raw |
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最大ドライブ数 (クラスタ) |
384 | ||||
ドライブ |
NVMe SCM、NVMeフラッシュ、SASフラッシュ | ||||
埋め込み型 |
25/10/1 GbE または 10/1 GbE BaseT | ||||
IOモジュール |
32/16/8 GbFC、25/10 GbE、10/1 GbE BaseT |