Dell EMC XtremIOは、フラッシュディスクに特化し、かつスケールアウトアーキテクチャーを前提に設計・開発されたストレージです。X-Brickと呼ばれるコンポーネントの追加毎に、容量・性能をリニアに向上させることができます。
Dell EMC XtremIOは常にインライン重複排除を実施し、フラッシュディスクに最適なデータ保護を実現します。重要なデータに関わるメタデータをストレージコントローラ上で完全に管理するため、従来ストレージと比較し非常に効率良く必要なデータにアクセスすることができます。
また、データ量が増加した場合にも、メタデータはストレージコントローラで管理されるため、低レイテンシーで常に高いI/O性能を提供します。
非常に高速なInfiniBand技術を用い、X-Brick間をシームレスに統合し、スケールアウトを実現します。
Dell EMC XtremIOを支えるXtremIO Operating System(XIOS) フラッシュディスク、スケールアウトに特化したXIOSにより、以下を実現します。
● ストレージへの書き込みを常にインライン重複排除し、フラッシュディスクを最適に活用
● メタデータをストレージコントローラで完全に制御。データアクセスに不要なI/Oが発生しない
● 最適なI/Oスケジュール管理により、膨大なランダムアクセスに対し、常に低レイテンシーでのレスポンスを実現
● スケールアウトによるリニアな容量・性能の拡張
● 冗長コントローラ構成により、無停止アップグレードを実現
Dell EMC XtremIOは独自の革新的なデータ保護技術を備えています。XDP技術により、Dell EMC XtremIOは非常に優れたデータ保護レベルを実現します。
● フラッシュに特化した高パフォーマンス(RAID1以上の性能)
● RAID6以上のデータ可用性
● RAID5以上の優れた容量効率
● フラッシュデバイスの長期活用
● ホットスペア専用ディスクが不要
● ディスク障害時に空き容量を用い、高速なリビルドを実施
● リビルド処理完了後も障害前と同等の性能を提供
● 上記の機能を実現するためのチューニングは不要
高度なメタデータ管理、重複排除技術により、優れた容量効率と柔軟な運用を実現するSnapshot技術を提供します。
● 任意の時点のリード/ライト可能なボリュームコピーを提供
● 高度な容量効率を実現
● Snapshotから同じツリーの任意のボリュームへ活用が可能
● 複数ボリュームをグループ化し、整合性のあるSnapshotを作成可能
● Snapshotボリュームの広範囲活用
VAAI(vSphere Storage APIs for Array Integration)技術に対応しています。また、Dell EMC XtremIOが提供するメタデータ管理、重複排除技術により仮想マシンの複製を高速に完了します。複製命令に対しメタデータの複製のみで処理を完了し、実データを複製しません。また、本作業をストレージコントローラのメモリ上で実施します。フラッシュディスクに対し、不要な書き込みが行われず、稼動中の仮想マシンに影響なく複製を完了します。VAAIの機能を次世代レベルに引き上げることに成功したストレージです。
直感的で理解しやすいダッシュボードにより、迅速に現状を把握することが可能です。また、Dell EMC XtremIOに作成したボリュームをサーバへアサインする作業は1画面、3ステップで完了します。
● CLIに加えREST APIを提供し、サードパーティーツールと連携した運用を構築可能
● タグ機能により構成要素を自由にグループ化し、必要な構成やレポートを容易に実現
● 最大2年分の性能情報を表示またはエクスポートすることが可能
Dell EMC XtremIOベンチマーク結果から、システム拡張と共に提供可能なストレージ性能が拡張され、かつ一貫した性能を提供できることを実証しています。また、安定した低レイテンシーを提供し続けることも実証しています。セキュリティガバナンスなどの観点からVDI化を検討する場合にも、最適なVDIインフラを提供可能なストレージであることを実証しています。また、ミッションクリティカルなDB環境に活用することで、従来ストレージと比較し安定した高パフォーマンスを実現します。フロアスペース、電力、冷却コストを大幅に削減します。
オールフラッシュに求められる性能を確保しながら、データを高効率にレプリケーション可能です。Dell EMC XtremIO Snapshot技術とDell EMC RecoverPointを活用することで、次世代基盤として求められるデータの可用性を提供します。 Dell EMC RecoverPointをオンライン増設することで、性能のリニアなスケールアウトが可能です。
● クラス最高のRPOを実現(最短1分から最長1440分まで)
● Snapshotの差分データを転送することで、コントローラリソースへ負荷を掛けず、パフォーマンス影響を狭小化したレプリケーションを実現
● Dell EMC RecoverPointの重複排除・圧縮機能を使用することで、回線帯域負荷を大幅に削減
● Dell EMC XtremIO以外のDell EMCアレイを対象とした異機種混在のレプリケーションのサポート
● VMware Site Recovery Managerとの高度な親和性により、任意の復旧ポイントからのリカバリを実現
● 複数拠点へのレプリケーションを柔軟に実現可能