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Rubrik クラウドデータマネジメント

導入事例 - DMM.com【前編】

「洗練されたバックアップ」がもたらす未来で DMM.comは何を見るのか【前編】


Rubrik クラウドデータマネジメントで変わる「データ保全」の意識
合同会社DMM.com(以下、DMM.com)は、40以上のサービスを提供するインターネットカンパニーである。動画コンテンツやオンラインゲームといったエンターテイメントだけでなく、金融、教育、A I 事業などジャンルを問わずビジネスを展開するスタイルは、日本企業の中でも非常にユニークな存在だと言える。創立から21年を迎え、今や3,196万人(2019年2月期)の会員数を誇る同社は、「誰もが見たくなる未来。」というコーポレートメッセージを掲げている。


「バックアップ=手間がかかる」の弊害

DMM.comのサービスを支えているシステムのひとつに大規模な仮想化基盤がある。ビジネスの要とも言えるその基盤を日々運用しているのはIaaS開発チームのメンバーだ。高品質で安定したサービスを提供するのはもちろん、将来的な展開を視野に入れて最新のITソリューションを常にウォッチしている。しかし、そんな彼らをもってしても、データバックアップのシステムを本格的に検討するまでには数年の時間を必要とした。「昔はUSBでつないだHDDにバックアップを取るというレベルでした。万が一壊れたとしても、複数のスペアサーバを用意しておいて都度交換するような対応です。動画コンテンツなどはデータがロストしてもマスターデータから戻すという方法もありました。」と話すのはIaaS開発チームの伊藤 真一 氏だ。


合同会社DMM.com 高橋 尚史 氏
合同会社DMM.com
ITインフラ本部
インフラ部
IaaS開発チーム
チームリーダー
高橋 尚史 氏

データベースだけはバックアップを取っていたというが、仮想マシン上でLVMスナップショットを取るという手法はサーバの台数が増えるほど飛躍的に負荷が増す。「しかも、差分ではなく全データのバックアップを繰り返していたため、とうとう1日経っても処理が 終わらなくなりました。根本的な仕組みを変える必要があったのです。」(伊藤氏)


本格的なバックアップソリューションの検討を始めたのは2019年11月。すでに選定対象となる複数の製品について情報を集めていた。チームリーダーである高橋 尚史 氏は改めて振り返る。


「Rubrikの製品はその数年前から知っていましたが、最初の印象は非常に洗練されているな、というものでした。」


バックアップというものは、ある程度の専門知識を必要とするだけでなく、設定や運用も複雑なものが多い。「どうしても『手間がかかる』という印象があったので、データバックアップの必要性は理解していたのですが、実際に業務への影響が懸念されるまで本格 検討できていませんでした。」(高橋氏)という声は、おそらく多くの企業にも当てはまるのではないだろうか。




> 後編に続く

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