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製品情報

Tintri VMstoreシリーズ

導入事例 - TIS【前編】

SSDとHDDのハイブリッド構成により低コストと高パフォーマンスを実現
Tintri VMstoreシリーズ導入が叶えた高速・高機能クラウドサービス【前編】
TIS株式会社

導入の課題

  • 「基幹システムやデータベースサーバ運用をクラウドで」というニーズに応えたい
  • 高いパフォーマンスと低コストに優れたストレージを導入したい
  • 運用保守を軽減して、固定費であるランニングコストを抑えたい




「Tintri VMstoreシリーズ」は、SSDとHDDのハイブリッド構成による低コストで高パフォーマンスを提供するVM-awareストレージだ。PaaS/IaaSサービス提供事業者から「基幹システムやデータベースサーバ運用をクラウドで」というニーズが高まる昨今、高いパフォーマンスと低コストに優れたストレージを導入して運用保守に掛かる負荷・労力を軽減し、固定費であるランニングコストを抑えたいというのはどの事業者も望んでいることではないだろうか。


そこで今回はこれらの要望を実現する「Tintri VMstoreシリーズ」の特長を、導入事例を交えつつ紹介しよう。


新設クラウドサービスの高速オプション用ストレージにTintri VMstoreシリーズを採用

TIS株式会社は、日本を代表する大手SIer。利用企業に合わせて業務に沿った最適なシステムやサービスを提供し、フルアウトソーシングで依頼できるSIerとしての評価も高い。近年はクラウド事業にも力を入れている。TIS株式会社が2009年に開始したPaaS/IaaSのサービスとして「TIS Enterprise Ondemand Service」があるが、これはサーバ、ネットワークサービスや運用機能を提供するエンタープライズ向けのクラウドサービスだ。物理サーバとクラウドを連携させて活用できるなど、日本企業の実情に合わせた細かいニーズに対応しているのがTIS Enterprise Ondemand Serviceの特長だ。


2013年9月からは、TIS Enterprise Ondemand Serviceの新オプションとして「ハイスペックストレージ」を開始。そのストレージとして採用されたのが、ノックスが取り扱う「Tintri VMstoreシリーズ」だった。

基幹システム・データベース運用向けストレージの必須条件「パフォーマンス・低コスト・安定性」

新たにハイスペックストレージというオプションを設けた背景を、IT基盤サービス本部 IT基盤サービス第1事業部 プラットフォームサービス推進部 エキスパート 市田 真也氏は次のように語る。


TIS株式会社 市田 真也 氏
TIS株式会社
IT基盤サービス本部
IT基盤サービス第1事業部
プラットフォームサービス推進部
エキスパート
市田 真也 氏

「2009年頃に企業がクラウドに求めていたのは、主に安定性と低コストの2つでした。しかし、最近は基幹システムやデータベースサーバをクラウドで運用したいというニーズが高まってきました。そうなると従来よりも高い処理速度、ストレージ性能が必要になります。信頼性、低コストに加えて、パフォーマンスが求められるようになりました。
そこで、高速クラウドに適したストレージを探し始めました。ノックスさんには以前から、『クラウドに適した高速ストレージ』としてTintri VMstoreシリーズを紹介されていましたから、この段階で具体的な計画として導入を検討することになりました」








フルSSDより秀逸? Tintri VMstoreシリーズのパフォーマンスと安定性の優秀さ、クラウドへの適性とは

「Tintri VMstoreシリーズ」導入にあたり検証作業を行ったのは、運用マネージャーであるIT基盤サービス本部 IT基盤サービス第1事業部 プラットフォームサービス推進部主査 松井 敬氏と実務担当のIT基盤サービス本部 IT基盤サービス第1事業部 プラットフォームサービス推進部 木町 拓矢氏。両者が口を揃えて高く評価したのはパフォーマンスだった。


TIS株式会社 松井 敬 氏
TIS株式会社
IT基盤サービス本部
IT基盤サービス第1事業部
プラットフォームサービス推進部主査
松井 敬 氏

「検証してみて驚いたのは、Tintri VMstoreシリーズのパフォーマンスの高さです。他にも候補に挙げていたフルSSDのストレージと比較したところ、SSDとHDDのハイブリッドであるTintri VMstoreシリーズよりフルSSDの方が速いと想像していましたが、実際の結果は同程度でした。
しかも、導入コストはTintri VMstoreシリーズの方が遥かに低いわけです。いくらパフォーマンスが良くてもコストが高過ぎては、お客様にお薦めできません。その点、パフォーマンス面もコスト面も優れているTintri VMstoreシリーズは、まさにエンタープライズ向けのクラウドサービスに適したストレージと言えます」(松井氏)







TIS株式会社 木町 拓矢 氏
TIS株式会社
IT基盤サービス本部
IT基盤サービス第1事業部
プラットフォームサービス推進部
木町 拓矢 氏

「パフォーマンスの安定性も秀抜でした。従来のストレージは、空き容量が減るにつれパフォーマンスは右肩下がりに落ちていきます。 ところがTintri VMstoreシリーズは、パフォーマンスの劣化点として想定していた使用量を超えてもなかなかパフォーマンスが低下しませんでした。これまでのTIS Enterprise Ondemand Serviceにおける利用状況を考えれば、Tintri VMstoreシリーズならパフォーマンス低下はほぼ起こらないでしょう」(木町氏)


まさにクラウドサービス向けストレージとしての適性が明らかになった「Tintri VMstoreシリーズ」。「SSD&HDDハイブリッドよりもフルSSDのほうが良いはず」という既成概念を良い意味で裏切る形となった。





しかし、「Tintri VMstoreシリーズ」の特長はそれだけに留まらない。


後編では、運用保守の面で「Tintri VMstoreシリーズ」がどう評価されたのかを探る。


> 後編に続く

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