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製品情報

Tintri VMstoreシリーズ

導入事例 - アドウェイズ【前編】

事業の急拡大で全面的なサーバ仮想化を実施するにあたり、柔軟なサービス提供インフラとして選ばれたTintri VMstoreシリーズ【前編】
株式会社アドウェイズ

導入の課題

  • VMwareと親和性の高いストレージを活用してビジネスの変化に対応したい
  • チューニングや設定変更などを社内の管理者でも容易に行えるようにしたい
  • ストレージのリプレイスによって導入・運用コストの最適化を図りたい

チューニングや構成変更の度に作業費用が発生
有効活用されないまま苦手イメージが定着

PCとモバイル向けのインターネット広告市場において、2001年からアフィリエイト(成果報酬型)広告事業を開始し、国内のアフィリエイトサービス市場ではNo.1のシェアを持つインターネット広告代理店、株式会社アドウェイズ
中国を始めとしてアジア・北米地区にも進出し、11ヶ国、19拠点でインターネット広告事業を展開するほか、数多くの戦略的パートナーシップを提携。また、スマートフォン向けのアプリ・コンテンツ事業にも参入し、ユニークな50 タイトル以上を提供している。


株式会社アドウェイズ 佐藤 達礎 氏
株式会社アドウェイズ
開発グループ
デベロップメントディビジョン
情報システムユニット
ユニットリーダー
佐藤 達礎 氏

これまで株式会社アドウェイズは、情報システムのインフラを自社で調達・構築し、物理環境で運用を行うことを常としてきた。
会社の成長スピードにインフラの構築が追いつかなくなっていたと語るのは、開発グループ デベロップメントディビジョン 情報システムユニット ユニットリーダー 佐藤 達礎氏。


「これまでのような、ベンダーから機器類を調達しラッキングした上でサービスを提供するというやり方では到底間に合いません。そこで、従来の物理環境での運用を見直し、リソースの追加やシステムの変更が柔軟に行える仮想化の導入に全面的に取り組むため、VMwareでの仮想化を決断したのです」







株式会社アドウェイズでは以前にエンタープライズ向けのストレージを導入したが、各種設定が複雑なため専門知識を持った技術者が必要だったり、チューニングや設定変更の度に社外に作業依頼をしたりなど、短期間でシステムの拡充や変更を要する自社の運用には合わない面があった。結局、有効活用されないまま、敬遠されるイメージが社内に定着してしまい、その後の再導入には否定的な見方が続いたという。


求めていたのはVMwareを活かすストレージ
決め手は基本性能の高さと運用の容易性の両立

株式会社アドウェイズでは、(1)VMwareと親和性が高いこと、(2)チューニングや設定変更などが社内のスタッフでも容易に行えること、(3)導入・運用コストが適切であることなどを選定条件に共有ストレージの採用を決意した。


株式会社アドウェイズ 伊藤 正之 氏
株式会社アドウェイズ
開発グループ
デベロップメントディビジョン
情報システムユニット
チーフシステムエンジニア
伊藤 正之 氏

開発グループ デベロップメントディビジョン 情報システムユニット チーフシステムエンジニア 伊藤 正之氏は、ヴイエムウェア社出身者が開発した「Tintri VMstoreシリーズ」が、導入において複雑な構成検討が不要な上に、個々の仮想マシンに対して自動的に適切なパフォーマンスを提供する独自のQoS管理技術を備えている点に注目。すぐさま検討することにしたという。


「当初は、ファイルサーバにも利用できる汎用ストレージの中から選定するしかないと諦めていましたが、2012 年11 月に開催されたヴイエムウェア社主催のイベント『vForum 2012』で、ノックスがVMware 専用ストレージとしてTintri VMstore シリーズを紹介しているのを知り、求めていたのはこれだと直感しました」






2013年1月にノックスからテスト機を借り受け、フル性能が出るよう負荷を掛け続けた。その結果、遅延の発生もなくTintri独自のQoS管理機能も適切に機能しており、耐障害性も高いことが確認できたことから、本番サービスを提供する共有ストレージとして申し分ないと判断。2013年3月に「Tintri VMstoreシリーズ」の採用が決定した。
「仮想化でボトルネックとなるのが共有ストレージの性能です。Tintri VMstoreシリーズは検証段階で7万IOPSは出ていたため、条件は十分にクリアできると分かりました」と伊藤氏は基本性能の高さと運用の容易性の両立が決め手だったと語った。


2013年6月にESXi サーバ9台分の仮想マシンを「Tintri VMstoreシリーズ」に移設し、本稼働を開始した。


「導入は拍子抜けするほど短時間で終了しました。心配だった仮想マシンの移設も3日で完了し、運用開始後のパフォーマンスは明らかに高まっています」(伊藤氏)


後編では、仮想化基盤の高効率運用を実現し従来コストを大幅に削減した「Tintri VMstoreシリーズ」の導入効果について記述する。


> 後編に続く

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