大掛かりな全国規模の組織再編に伴い、ファイルサーバの膨大なアクセス権限の移行に |
大掛かりな組織再編に伴い、本格的なアクセス権限管理ツールを探していた高部氏に「Varonis DatAdvantage」（以下、DatAdvantage）を紹介したのは、同社のシステム構築において長年パートナーとして関わりをもっていたSIerだった。 高部氏の要望は、管理効率化のためのAD（Active Directry）の情報を直接変更できる機能を持つアクセス権限管理ツールだった。
「DatAdvantageはADと連携しているので、DatAdvantageでADの設定を読み取り、変更することができます。いちいちツールを切り替えながら作業する必要がなく、ミスも回避できます。このようにADとの連携機能を持つツールは他にはなかったため、 DatAdvantageを提案しました」（SIer）
また、SIerは、DatAdvantageの代理店であるノックスのサポートに信頼をおいていたことも理由にあげている。同社のITシステムの将来計画も考慮した上で、高部氏の求める機能や使い方について細かく相談することができたため、安心して提案できたという。
高部氏は、DatAdvantageの持つ、問題発見を容易にするグラフィカルなアクセス権限管理機能と利用状況の分析機能を高く評価している。
ユーザー、グループ、ディレクトリ情報を1画面で把握できるため、グループで付与されているアクセス権限がユーザーとしても重複して付与されているなど、無駄な設定がすぐに発見できる。
ADを使ってアクセス権限を設定していた頃は、共有フォルダに対してアクセス権限を持つグループは参照できるが、グループに所属するユーザーは別画面で参照せねばならず、状況把握が面倒だった。
また、アクセスログの管理機能を使用し、利用実績から特定のフォルダにアクセスしていないユーザーを抽出するのも容易だ。部署異動の際には、ただ単にアクセス権を切り替えれば良いというものではなく、
業務の引き継ぎのためにしばらくはこれまでのアクセス権限も持っておかなければならないことが多い。
必要な期間を過ぎても、担当者からアクセス権限の削除を申請されることは少ない。DatAdvantageは常にログを監視しているので、利用されなくなったアクセス権限を簡単に把握できる。
高部氏は、ツールを選定する時には自社での運用を事前にイメージすることが大切だという。過去には、機能とコストを比較して選ぶことも多かったが、実際に運用したらどうであるかをイメージして選ばなければ、
導入しても思うように活用できず使用されなくなってしまうことがあったからだ。
その点においても、DatAdvantageは、十分な機能と共に使い勝手の良さが評価されての選定であり、導入後の高い満足度に繋がっている。
企業プロフィール |
| ■会社名 | パシフィックコンサルタンツ株式会社 |
| ■所在地 | 〒206-8550 東京都多摩市関戸一丁目7番地5（せいせきC館） |
| ■事業内容 | 1951年創業の総合建設コンサルタントの大手。 北海道から沖縄まで、全国各地に拠点を置き、都市・地域計画、環境、道路や河川のインフラ整備など、幅広い分野にわたって業務を行っている。 |
| ■従業員数 | 1,460人（2011年9月1日現在） |
| ■URL | http://www.pacific.co.jp/ |
